消化器疾患(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・胆嚢・膵臓・肝臓)の全般を対象としています。
症状:腹痛、胸焼け、噯気(げっぷ)、逆流症状、心窩部(みぞおち)の違和感・閉塞感、背部痛、便秘、下痢、便通異常、腹満感、下血、血便、体重減少など
検査:上下部内視鏡、腹部エコー、CT、レントゲン、採血、尿検査など
早期食道がん ・胃がんに対する胃カメラ(上部内視鏡検査)(経口法・経鼻法)、による診断と治療方針を決定します。月~土曜まで行っています。また、鎮静剤を使用して苦痛を少なく検査を行う事もできます。患者さんによっては使用できない場合もあります。また、NBI(狭帯域内視鏡)よる中・下咽頭がん、食道がん、胃がんの早期発見に努めています。胃・十二指腸潰瘍に対する抗潰瘍治療や、ヘリコバクターピロリの除菌療法も行なっています。
・大腸がんに対する大腸カメラ(下部内視鏡検査)を用いた診断と治療方針の決定を行なっています。
・ポリープや早期大腸がんに対する内視鏡的治療は、検査にて治療対象の病変(がん化の可能性があるものや比較的早期の大腸がん)が発見されれば、その場で切除致します。
(ポリープ切除は基本当日帰宅して頂けますが、大きさによっては入院が必要です。)
→当院の内視鏡検査について
・ 潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対しては専門医による的確な内視鏡診断 と薬物療法・栄養指導などの総合的治療を積極的に行なっています。
・血液検査(腫瘍マーカー等)、エコー(腹部超音波)検査、CT検査によって早期発見を行います。
・慢性型肝炎には専門医(土曜日診察)により適応を選択した上で治療を行います。
・当院では健康診断やドッグの結果にたいして、採血・尿検査・腹部エコー・上下内視鏡・CTなどによる精密検査も行っております。
大腸ポリープには腫瘍性(良性腫瘍や大腸がん等)のものだけでなく炎症に伴ってできる炎症性ポリープや、がん化しない過形成ポリープなどがあります。
このうち腫瘍性のものが治療の対象になります。良性腫瘍(がん化の可能性がある)や比較的早期の大腸がんは大腸カメラ(下部内視鏡)でポリープを切除することができます。
(ポリープ切除は基本的には、日帰りで実施しますが、状況によっては入院が必要な場合があります。)
方法は内視鏡的粘膜切除術をご参照ください。実際の症例を見てみましょう。
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切除前の大腸腺腫(良性腫瘍)の病変です。
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食塩水を注射し、膨らませたところです。
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スネアをかけて電気で焼きながら切除します。
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切除後の潰瘍です。
3~4週間で治癒します。