膵臓について

膵臓
膵臓は胃の後方で左右にソーセージ様に広がる約20cmほどの臓器です。腹部深部に位置するため病気の発見しにくい臓器です。病気の初期には症状が出ないことが多くエコーやＣＴで偶然に見つかることも多いようです。
逆に症状が出た時点でかなり病変が広がっており、手遅れになることもしばしばみられます。

膵嚢胞について
膵嚢胞とは膵臓にできた液体のたまりのことです。肝臓、腎臓の単純嚢胞と違って腫瘍性のものが多いとされています。膵嚢胞性腫瘍があると「嚢胞自体が癌化することがある」「嚢胞以外の膵内に膵癌が発生するリスクが高まる」ため、定期的に検査を受けることをお勧めします。

腹部エコー
プローブと呼ばれる端子を腹部にあて、超音波により腹部臓器を観察・診断します。被爆などの心配がなくサイズの計測も容易で小さな病変も確認できます。エコーでは膵管拡張、膵嚢胞、胆管拡張などの異常所見の有無を簡便に調べることができこれらの所見が早期膵臓癌検出の手がかりになることもあります。