ドック
医学の進歩により、2人に1人は「がん」と云われている不治の病気も、早期発見が容易になりました。その為には、症状が現れる前に診断を確定する必要があります。
現在では、食道がん、胃がん、大腸がんは、早期発見できれば、手術を受けることなく、内視鏡で治療することが可能になっています。近年、政府もがんの早期発見のために積極的に「がん検診」を奨めています。
当院では、胃腸専門病院として、消化器がんの早期発見、治療に貢献して来ましたが、今回、更に、ドックとしての検査を加えて予防医学の方面で貢献出来るように致しました。皆様のご利用をお待ちしています。
人間ドックは、知らないうちに進行してしまう、がんや生活習慣病の予防、早期発見・治療につなげるものです。総合的な健診を受ける人間ドックの適齢は35歳以上、もしくは40歳以上が目安とされていて、1年に1度の受診が理想です。
生活習慣病には、高血圧、脂質異常症、糖尿病などがあり、自覚症状がほとんどないため、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞など、命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすことがあります。死因の3割を占める、がんも同じです。肺がん、大腸がん、胃がん、膵臓がんが上位をしめています。進んで検査をお受けになり、病気を早期発見する必要があります。
身体計測・採血・便潜血検査・採尿・腹部超音波・胸部X線・胃内視鏡・心電図
お忙しい方に、短時間(半日)で血液検査や上部消化管検査、超音波検査を行います。
一般的な検査はすべて含まれておりますので、全身的な健康状態の把握に最適です。
オプション検査一覧
●大腸内視鏡(26,000円)
●ヘリカルCT(胸部・腹部)(16,170円)
●ピロリ菌(呼気試験)(6,270円)
●NBI(特殊な光)による食道・咽頭検査(2,200円)
※ドックで異常を発見された方、また異常が疑われた方は直ちに医師の指示に従って精密検査・治療をおすすめします。
※ドックの記録はその後の健康管理に大変役立ちますので、大切に保管して下さい。
| 検査項目 | 半日 | |
|---|---|---|
| 身体検査 | ○ | |
| 胸囲 | ○ | |
| 視力検査 | ○ | |
| 聴力検査 | ○ | |
| 血圧測定 | ○ | |
| 安静時心電図 | ○ | |
| 胸部X線 | ○ | |
| 胃内視鏡 | ○ | |
| 大腸内視鏡 | ― | |
| 腹部超音波 | ○ | |
| 尿 | 蛋白 | ○ |
| 糖 | ○ | |
| 潜血 | ○ | |
| 沈渣 | ○ | |
| 便潜血(2回法) | ○ | |
| 白血球 | ○ | |
| 赤血球 | ○ | |
| ヘモグロビン | ○ | |
| ヘマトクリット | ○ | |
| MCV | ○ | |
| MCHC | ○ | |
| 血小板数 | ○ | |
| 総蛋白 | ○ | |
| 検査項目 | 半日 |
|---|---|
| アルブミン | ○ |
| A/G比 | ○ |
| 総ビリルビン | ○ |
| GOT | ○ |
| GPT | ○ |
| γ-GTP | ○ |
| CHE | ○ |
| ALP | ○ |
| 血清アミラーゼ | ○ |
| 尿酸 | ○ |
| 尿素窒素 | ○ |
| CRE | ○ |
| 総コレステロール | ○ |
| HDLコレステロール | ○ |
| 中性脂肪 | ○ |
| LDLコレステロール | ○ |
| グルコース | ○ |
| HbA1c | ○ |
| Hbs抗原 | ○ |
| CRP定量 | ○ |
| TPHA定量 | ○ |
| RPR定量 | ○ |
●検査前日の夜9時以降は、絶食(お茶・お水は可)、禁煙して下さい。
●必ず指定の開始時刻の15分前までにご来院下さい。
●検便は、指定容器に入れてご持参下さい。
●薬剤等に過敏症のある方は、必ず来院時に担当者にお申し出ください。
●問診票は検査を進める上で大切ですので、すべてご記入の上、ご来院の際、必ずご持参下さい。
●健康保険証を必ずご持参下さい。
検査の結果がでましたら報告書を作成してお送りいたします。ドックは現在の健康状態を強化するだけでなく、今後の生活指導を行うのが目的です。異常があって再検査や治療などの指示が出た場合は必ず受診して頂きますようお願いします。